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【一人旅】ついに行ってきた!恐竜博物館が想像以上だった話【福井】【大人も楽しい】

こんにちは。ぱにです。

ぱに
ぱに

医学系の研究室で博士号取得を目指しています。

今回は、福井県立恐竜博物館をめちゃくちゃ満喫してきた話をしようと思います。

先日、福井県に出向く予定がありまして、せっかく福井に行くならと、前々からずっと行きたかったあの恐竜博物館へ、ついに足を運ぶことができました。

実際に訪れてみると、想像以上のスケールと展示内容に、終始テンションが上がりっぱなしでした。

さらに、ツアーを申し込んで化石発掘体験までしてきたので、興味のある方は必見です。

そんな大学院生の一人旅の様子を、写真たっぷりでレポートしていきます。

福井駅からの行き方

福井県立恐竜博物館は、福井駅からはかなり離れたところにあります。

主な行き方としては、電車とバスを乗り継ぐか、福井駅発の直通バスに乗っていくかになると思います。

今回は、のんびり電車旅を選択。福井駅からえちぜん鉄道に乗り、勝山永平寺線の勝山駅(終点)まで約1時間、電車に揺られていきます。

趣ある駅舎の勝山駅に到着。ホームにある足跡を見つけただけでもテンション上がってきます。

駅の目の前のロータリーから出る直通バスに乗り継ぎます。

到着!思ってたより建物が綺麗でモダンな感じ。それもそのはず、2023年にリニューアルされたばかりだそうで(無知)。

よく見ると二本足で立っているレインボーザウルスがこちらを見下ろして出迎えてくれます。

ツアーで行く化石発掘ツアー

さっそく展示ブースへ!とは今回はならず。。

というのも事前に、野外恐竜博物館へのツアーを到着時間に合わせて予約していたからです。

野外恐竜博物館は、日本最大の恐竜化石発掘現場が眼前に広がる、まさに化石発掘の最前線に位置していて、なんと化石発掘体験までできてしまう場所なんです。

軍手の持参をすっかり忘れていて焦りましたが、100円で購入させていただくことができ、無事にチェックイン。

乗車券をもらって、フクイティタン号で出発です!

ぱに
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さすがに子連れの家族が多いですが、みんな浮き足立っていて一人でも目立つことはなかったです(多分)。

今回のバスガイドさんは、今年(2025年)に新設された、福井県立大学の恐竜学部の1期生の方だそうで、化石発掘のコツをシェアしてくださったり、恐竜クイズをやったりと、すごく盛り上げてくださいました。

バスは一般車両が入ることのできない道を進んでいきます。周りはシダ植物で生い茂り、本当にタイムスリップしていくかのようです。

一際歓声があがったのは、恐竜出没注意!の看板です。

ここ福井で発見され命名された恐竜6種目が、看板になっているんです。

ガイドさんにその恐竜6種目、教えていただきました。

  • フクイラプトル
    日本で初めての新種恐竜・大きな爪が特徴
  • フクイサウルス
    よくも悪くも特徴のない恐竜・群れで生活していた
  • フクイティタン
    10mもの大きさになる大きい恐竜・ブラキオサウルスの仲間
  • フクイベナートル
    原始的なテリジノサウルス上科・手足の鉤爪が発達
  • コシサウルス
    ほぼフクイサウルス・アゴがちょっと違う
  • ティラノミムス
    「ティラノもどき」の意・骨盤の特徴が似ているだけで小型
ぱに
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お気づきの通り、このツアーのバスの名前にも、福井で発見された恐竜が使われていました。

そしてついに、野外恐竜博物館へ到着。化石発掘現場を一望することができます。

(推測ですが)ツアー申し込み時の1班2班の選択の際、2班で申し込んだので、前半が見学・後半が発掘体験という流れに。

なぜこの場所、手取層群北谷層で発掘調査が大々的に行われたかというと、たまたま、だそうで。

偶然ワニの化石が見つかったことで、考古学者たちが乗り込んでどんどん範囲を広げていったそうです。

それが見事大当たりで、フクイラプトルフクイサウルスが次々と発見されていきました。

館内には本物の足跡化石も多数展示してありました(写真はレプリカです)。

ぬかるみを踏んだ時の足跡が残るため、実際の足のサイズより大きくなって化石になるそうです。

いざ、化石発掘に挑戦

そして、待望の発掘体験の時間に!軍手をつけて、ハンマーとたがねとゴーグルを装備します。

一見、何の変哲もないような石まみれのスペースに案内されますが、ここは宝の山

ジュラシックパークをよく知っている人は、砂地の中をかき分けて化石を探すイメージだと思いますが、日本で採れる化石は固い岩の中に眠っていて、割って探し出す必要があるそうです。

石をよーく観察すると、ピカピカした黒い光沢が混ざっている石が見つかります。この光沢が植物の化石です。

植物の化石が表面に見える石は、割ってみると中に大物が眠っている可能性があるんだとか。

よしなるほど!と思ってじっくり石を観察してたのですが、全然化石フラグがわからない。。

なんのコツも掴めないまま、スタートして15分間、ただ時間が過ぎてしまいました。

これはまずいと思い、近くの学芸員の方に泣きついたところ、

こんなのはどうかな?と言って、すぐに6-7個良さそうな石を渡してくれました。親切すぎる。

その学芸員さんによると、

  • 白っぽい石は固くて割れないうえに、化石が入っていることはほぼない(写真左)
  • ちょっと緑がかったような黒っぽい岩をよく見て、表面に植物の化石があったらチャンス(写真右)

とのことでした。

写真だとわかりづらいですが、矢印のところの光沢が植物の化石です。

実際に見比べてみて、だんだんと目が慣れてきたところで、タイムアップ。

猛暑日の30分でしたが、一瞬で終わってしまいました

結果は、

二枚貝の化石を発見!(この前の写真でネタバレしててすみません)

石を持ってきてくださった学芸員の方が、さっきのどうだった?と聞いてくださった際に、「これってもしかして?」と恐る恐る尋ねてみたところ、「おお!すごいね!良かったね!」との返事をいただけました。最後の最後まで優しすぎる。

多くの参加者の方が植物の化石を持ち帰っていたようでしたので、貝の化石を当てることができ、心の中で渾身のドヤ顔してました。自分の力じゃないのに。

長期で保存したい場合は、ぬるま湯を張った中で汚れを流し、直射日光を避けて乾燥させたら、ふたつきのケースに入れておくといいみたいです。

木工用ボンドと水を1:1で混ぜたものをコーティングしておくと、もっと本格的な見栄えになるという裏技も、ガイドさんが教えてくださいました。

最後にバスに乗って、無事に恐竜博物館に帰ってきたところで、ツアーは終了です。

ぱに
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別途料金がかかるツアーではありましたが、それ以上の価値がある、めちゃくちゃ満足度の高いコースでした!
ガイドさんが教えてくれたトリケラトプスポーズ流行らせたい。

余談:博物館のレストランは昼の時間激混み

ツアーが終わったあと、ちょうど12時半すぎの時間でしたが、博物館のレストランは絶対に座れないレベルで混んでいます。

博物館には、館内と博物館から少し出たところの2箇所にレストランがあります。

むしろ、博物館の近くで食べられる場所がこの二つ以外にないため、人が集中してしまうのかなと思います。

暑くなくて、勝山駅でレンタサイクルができそうだった場合に行こうとしていたお店を載せておきます。

結局、館内を一通り見て回った14時半に「肉食ティラノバーガー」をいただきました。ごちそうさまでした。

圧巻の恐竜骨格展示

ようやく本館へと入っていきます。入館してすぐの長いエスカレーターで降りていくのが順路です。

ダイノストリートを抜けると、そこは恐竜が復活したかと見紛うような、圧巻の恐竜標本の数々

子供の頃一度は夢見た光景が、そこには広がっていました。

一番好きなビジュアルは、やっぱりトリケラトプスかもしれない。ツノがカッコ良すぎる。

こんなにストーリー性のある化石、他にないでしょっていう共倒れの化石

写真でしか見たことなかったので感動しました。大好きな化石。

恐竜以外の化石も充実していて、地球生命史を追うことができる構成になっています。

ぱに
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中学校の生物の授業で勉強したことが展開されていて、終始興奮しっぱなしでした!

こんなカメやサメと潜れたら失神しそう、とついダイビング目線で化石を眺めてしまいました。

フクイサウルスやフクイラプトルもしっかり目に焼き付けてきました。

別館の特別展は、ちょうど入れ替えの時期で、何の展示も見れなかったのは残念でした。

お土産屋さんでは、興奮しすぎてTシャツまで買ってしまったり。

小学生のときに出会った、大好きな絵本も売られていて、危うく泣きそうになりました。

まとめ:恐竜博物館は、大人一人でも満喫できる最高の施設

今回は、福井県立恐竜博物館の一人旅の様子をレポートしました。

本館だけではなく、野外恐竜博物館の化石発掘ツアーまで参加し、丸一日遊び倒すことができました。

恐竜をこんなにも見て触って感じることができる体験ができる場所は、国内に他にないと断言できます。

ここで紹介することが叶わなかった展示や体験もまだまだたくさんありますので、ぜひ一度足を運んでいただけたらと思います。

では。

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