はじめまして!博士学生のぱにです。
当ブログにお越しいただきありがとうございます!
当ブログは、変哲のない博士学生がブログを書いています。
可もなく不可もない人間が、どうしてブログを書こうと思ったか、開設の経緯をお話しします。
結論から述べます。
1.博士課程(理系)の現在地の発信
2.副業チャレンジ
3.考えの整理としてのツール
とこんな感じです。
なかでも、 1.博士課程(理系)の現在地の発信 が当ブログの最大の目的です。
博士課程に対するイメージをもっと自由でもっとワクワクするものに変えたい、そしてひとりでも多くの人に博士進学ってありだな、有意義な時間なんだなと、感じていただきたいと思っています。
さて皆さんは「博士」と聞いてどんな印象を受けますか?
僕がこれまでいただいた言葉をいくつか紹介すると。
えすごーい!頭いいんだね!
へえ〜。普段何してんの?
もっと根暗な人がなるのかと思った笑
博士課程に進学する人の母数が少ないので当然ですが、認知度は低いのがよくわかります。
かくいう僕も高校生の時は、博士を取るような優秀な人は、研究室に引き篭もり鎖国を完成させることで、その引き換えに重大なブレイクスルーを起こす人だと思ってました笑
この偏見は酷いものですが、博士は才能のある雲の上の人がなるもので、自分とは関係ない世界だなと思っていたわけです。
実際、大学院での学生生活を発信している強い方の記事などを拝見すると、
論文なんてなくても学振通ったからアドバイス
毎月最低でも論文30本読むべし
論文3本通して2本リバイズ待ち
TOEIC900点以上を取る方法
一流海外大学院留学のススメ
などなど、この世にはバケモンがいるんだなあと、ジェラシーを超えて純粋に感嘆してしまう内容が、つい目に留まるようなところに多いように感じます。
そんなシビアな世界で生き残れるのか、僕自身も悩んだ時期がありました。
一方、Googleで「博士課程」の関連語を聞いてみます。
すると、
博士課程 地獄
博士課程 アカハラ
博士課程 つらい
博士課程 ワーキングプア
闇の深さが滲むような言葉たちが目に飛び込んできて悲しい気持ちになります。。。
以上をまとめると、一部の超優秀な人がレースを勝ち残り、レースから脱落すると心を病んでいく、まさに過酷で熾烈な争いが繰り広げられるところが博士課程なのだと、そう突きつけられているかのような思いになってしまいます。
はたして、これは真実なのでしょうか?
分野によってはいまだにそういった側面が取り払えないところもあるかもしれない。
しかし、博士課程という環境は認知が低いゆえからか、両極端な側面が表に出てきやすいように感じています。
少なくとも僕が博士課程への進学を決めたのは、まさか自分の才能に突然気付いたからではないですし、率先してメンタルブレイクを起こしたいからでもありません。
本当に偶然にも、「博士」に対する追い風が少しずつ吹き始めたから、です。
さらに幸運なことに、家族の理解があり、応援してくれる友人先輩後輩に恵まれました。
まだまだ長い学生生活が待っていますし、武器になるような強みは持っていませんが、自由に楽しんで研究生活を完走できるという自信は持っています。
トップを走り続ける研究者にはなれないかもしれないけど、博士号の取得を実績として社会で活かせる人材になれるというロールモデルを提供したいと考えています。
理系ってちょっと面白いかもと思ってくれた中高生、大学院に行くことに希望を失いかけている大学生、
そしてもちろん、荒波とも思えるこの世界で共に戦う大学院生に、
こんなちんちくりんでも博士楽しんでんのかよ笑
意外と脱落せずに頑張ってんな笑
と少しでも勇気づけられる、そんなブログを目指しています。
どうぞよろしくお願い致します。
ぱに