こんにちは。ぱにです。

医学系の研究室で博士号取得を目指しています。
今回は、前編に引き続き、夏休み(9月)を使って訪れた四国一周旅行の後編をお届けします。
食に景色にと、すでに四国の魅力を存分に味わった前半戦を終え、そろそろ長距離ドライブでこわばった体をゆっくり解きほぐしたい。
そんな気持ちで、次の目的地・道後温泉へと向かいます。
前編とはまた違った形で、四国の懐の深さに触れる旅の続きです。
前編のレポートはこちらから↓
3日目:高知→愛媛
美しく幻想的なブルーを拝みに
昨晩それなりに日本酒を楽しんだわけですが、旅の予定にそんな言い訳は通用しません。今日も早起きです。
探さずとも美味しい朝ごはんを食べたくて、OMO7高知の朝食ビュッフェ会場へ。


朝からカツオの漬け丼やいも天をいただけるとは、なんとも贅沢。ごちそうさまでした。
しっかりとエネルギーを充填したら、レンタカーで北へと向かいます。
今日の道は昨日よりも落ち着いていて、清流を横目に大自然の中をドライブできるのは、とても気持ちがよかったです。
まず到着したのは名越屋沈下橋(なごやちんかばし)。


仁淀川にかかる沈下橋の中では最長の橋だそうで、朝早い時間にもかかわらず、多くの方が訪れていました。
さらに北へと進み、宿を出てから約2時間。ついに本命の目的地である、にこ淵へと到着しました。

幻想的な青さに目を奪われ、心が休まる滝の音を聞きながら、都会の喧騒を忘れることができる、そんな空間がにこ淵にはありました。
博士課程の過酷な日常から切り離され、時間の流れまで緩やかに感じられる、ずっと眺めていたくなる場所でした。
まさかの大迫力の藁焼き体験
仁淀ブルーを満喫して高知市内へ戻ってくる頃には、お腹もぺこぺこに。
そこで、みたび高知のカツオを食べに訪れたのが、土佐タタキ道場さんです。

ここでは、ただカツオ定食が食べられるだけではなく、自分でかつおのたたきを藁焼きできるという、なかなか貴重な体験ができます。


燃え上がる炎にびびって串を下げようものなら「かつおが落ちるぞ!」と注意されます。
もちろん焼き方はしっかりレクチャーしてくれるので、美味しく焼き上げることができました。

自分で焼いたという体験も相まって、これまでの人生で一番おいしいかつおでした。ごちそうさまでした。
ドライブ道中のおやつにと、同じ敷地内にあったあんこスイーツかしこさんで創作おはぎを買いました。


この日はすでに売り切れが出ていましたが、種類がとにかく豊富で、目で見ているだけでも楽しいおはぎが並んでいます。
もちろん味もおいしかったです。ごちそうさまでした。
高知を後にする前に、超有名観光スポットである桂浜にも寄り道。



坂本龍馬像の前では、龍馬と同じポーズで記念写真を撮ることができ、ミーハー心が満たされて大満足でした。
贅沢に浸かる、道後温泉の夜
残すは一県。ついに愛媛へと向かいます。

地図を見れば「引き返しているだけで四国一周は嘘じゃん」というご指摘は、甘んじて受け付けております。すみません。
車で約2時間強走りまして、17時ごろには本日の宿、大和屋別荘さんに到着しました。

今回は少し奮発して良いお宿を予約したので、なるべく宿でゆっくり過ごそうという作戦です。


露天風呂付きの「桜」というお部屋に泊まらさせていただきました。大浴場ももちろん素晴らしいのですが、こうしたプライベート感のあるお風呂も、たまにはいいものです。
大和屋の冠がついているだけあって、大和屋本店の大浴場や、日本酒BAR&駄菓子BARも利用することができます。


道後温泉のシンボルである道後温泉本館にも入ってみたかったのですが、せっかくなら宿の温泉でゆっくりしたいのと、ちょうど大行列ができていたこともあり、今回は断念。
朝方に散歩したときはスムーズに入れそうだったので、次に訪れる機会があれば、朝風呂はここにしてみようかなと思いました。

夕飯は、道後温泉周辺だと事前の予約が難しそうだったため、路面電車に乗って松山城方面へ。
お邪魔したのは、炭炉ばた こみ哉 松山さん。


愛媛の郷土料理が楽しめるとのことで、真鯛の炙り刺しやももの炭火焼き、いくらと鮭ハラスの出汁炊き土鍋ご飯をいただきました。ごちそうさまでした。
宿に戻ってからは、大和屋別荘の大浴場と自室の露天風呂を存分に堪能し、飲み放題のビールを片手に、静かな夜をゆっくりと過ごしました。
4日目:愛媛→香川
朝方の道後温泉街を散歩する
朝のうちに軽く身支度を整え、朝ごはんを探しがてら、道後温泉街をぐるっと歩いてみることにしました。
まず立ち寄ったのは、一六本舗さん。名物の一六タルトの天ぷらをいただきました。

揚げたてをそのまま食べ歩きすることができます。やさしいこしあんの甘さが口に広がります。ごちそうさまでした。
もちろん、この程度でお腹が満たされるはずもなく、次に向かったのは白鷺珈琲さん。


道後温泉駅を一望できる素敵な席で、優雅に朝食をいただきました。ごちそうさまでした。
帰り道には、伊佐爾波神社(いさにわじんじゃ)や空の散歩道を通り、朝の静かな道後温泉の街並みを楽しむことができました。


旅の最後に待っていた、最大のアクシデント
余韻に浸りつつ、スタート地点だった高松へと帰路につきます。
最後のお昼ごはんはというと、もちろんうどん。
手打麺や 大島さんでこの旅本当に最後の一杯をいただきました。


自分で湯切りをするスタイルは初めてで、最後の最後まで新鮮な体験。
もちろん味は最高でした。ごちそうさまでした。
つい甘いものも食べたくなり、急遽市内で探して向かったのは、アイスビストロヒライさん。



うどん食べた直後にパフェ二つ食べてる我々も、まだまだ若いかもしれない笑。
個性豊かなパフェはとても美味しく、大満足でした。ごちそうさまでした。
帰りの飛行機までまだ時間があったので、瓦町駅近くの商業施設・瓦町FLAGで時間をつぶし、そのまま空港へ向かうことに。
しかし、ここで大事件が発生します。
なんと、飛行機の出発時刻を1時間勘違いしていました。しかもそれに気づいたのは、空港近くのガソリンスタンドで給油している最中。
焦りに焦り、正直このあたりの記憶はあまりありませんが、搭乗締切の10分前にレンタカー屋さんへ駆け込み、事情を説明しました。
するとスタッフの皆さんが冷静に対応してくださり、車のチェックもそこそこに、そのままの車で空港まで送ってくださいました。
おかげで、なんとか飛行機に乗ることができ、事なきを得ました。

あのときは十分にお礼を伝える余裕もなく空港へと立ち去ってしまいましたが、本当に感謝してもしきれません。その節は大変ご迷惑をおかけしました。改めて、ありがとうございました。
機内では旅の余韻どころではなく、ひとり反省会。
完全に自業自得ですが、最後にこんな後味の悪さを残してしまったことを猛省しつつ、今回の旅を終えました。
まとめ:四国でやりたかったことすべてを叶えた4日間
前編と後編の2回にわたって、3泊4日の四国一周旅行を駆け抜けた様子をお伝えしてきました。
自画自賛で恐縮ですが、この一周ドライブコース、完璧な仕上がりであることを身をもって体感できました。
食、自然、温泉。これらすべてを網羅できるコースに仕上がっているからこそ、ここまで満足度の高い旅になったのだと思います。
博士課程の日常で張り詰めていた心と体を、深く解きほぐしてくれたこの場所に、学生だけでなく、ぜひここまで読んでいただいた皆様にも、実際に足を運んでいただけたら嬉しいです。
では。
